緩和ケア、在宅医療がまだ浸透していない時代に、「麻酔の技術を持ったホスピス医になろう」という想いを重ねて「痛みの外来」「在宅ホスピスケア」「患者の権利の尊重」を掲げ、現在の診療所の前身「ペインクリニック小笠原医院」を1991年7月に開院しました。
病気や障害があっても住み慣れた場所で暮らし、大切な人と生活を続けながら療養を行う在宅医療を支えるのが「在宅療養支援診療所」です。
当院はさらに特化した「機能強化型在宅療養支援診療所(連携強化型指定)」の基準を満たし指定を受けています。24時間体制で安心をお届けします。
地域の皆さまと協同しより良い医療、地域全体で緩和ケアが行えるように医療・介護関係者様と連携を深める活動に取り組んでおります。
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カンファレンスへの参加
病院での退院前カンファレンス、施設連携者とのデスカンファレンス、問題解決を目的とした介護者との会議などに積極的に参加しています。
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病院と在宅を繋ぐ
入院中に関わりいただいた担当医、担当看護師、ソーシャルワーカーの方々より引き継ぎ、在宅後の報告を行っております。
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勉強会・交流会の開催
地域の医療介護従事者向けの勉強会、交流会を開催しております。
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次世代の育成
在宅医療の理解が広がるように、研修医、医学生、看護師の見学から臨床研修、訪問同行を受け入れております。
研修医の感想はこちら
- 全ての人が住み慣れた場所で最後まで自由で安心していられる環境を作る。
- 全ての人がその思いを尊重され苦しむことなく人生を全うできる(生ききる)ようにする。
- がんや認知症、その他の困難な病気や障がいを持っていても最期まで安心できる環境で暮らせるよう支援する。
- 患者さん自身が知る事、理解する事、選択する事、決定する事、行動する事の権利を行使できるよう援助する。
- 実験的、利益目的、興味本位、患者さんが望まない等の不適切な医療を行わない。
- 心身の苦痛を取り除くために必要な医療処置はしっかりと行う。
- 患者さんだけでなくその家族のご苦労にも目を向け援助する。
- 貧困、無縁、孤独、被災などの困難な状況においては医療を超えた多職種、ボランティアと協働しての援助に努める。
- これらを院内外のチームケアで行う
- 個人の尊厳
- 患者さんは病を自ら克服する主体としてその生命、身体、人格を尊重されます。
- 平等な医療
- 患者さんは、人種、年齢、性別、地位等に関わらず平等な医療が受けられます。
- 最善の医療
- 患者さんは、最善の医療が受けることができます。患者さんは、病院や医師を選ぶことができます。また、適切な病院や医師を紹介してもらうことができます。
- 知る権利
- 患者さんは、投薬、検査、手術の目的、方法、内容、危険性等や症状について、十分納得できるまで説明を受けることができます。
- 自己決定
- 患者さんは、診療内容について十分説明を受けた上で、自己の意志に基づいて医療行為を選択し受けることができます。或いは断ることもできます。
- プライバシーの尊重
- 患者さんのプライバシーは、十分尊重されます。
毎年発行される当院の会報です。PDFファイルでお読みいただくことができます。
- 所在地
- 群馬県高崎市京目町790
- 上信バス
- 上京目下車 徒歩8分 (前橋駅〜高崎駅、または 中央前橋駅〜高崎駅)
- お車でお越しの方
- 高崎駅、前橋駅より車で約20分。
当院では、地域におけるかかりつけ医機能として、以下の対応を行っています。
①健康診断の結果等の健康管理に係る相談
②保健・福祉サービスに関する相談
③診療時間外 ・夜間・休日のお問合せ先は下記の連絡先へ
④必要に応じ、専門医や専門医療機関への紹介
受診されている他医療機関や服用されているお薬の確認にご協力ください 。なお、群馬県の「医療機能情報提供制度」のホームページで、かかりつけ医機能を有する医療機関が検索できます。
【連絡先】電話 027-353-3353
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